本章においては、論文データベース( S C I Expanded)の検索結果に基づき、「量子ドット」に関する研究の動向についてまとめた。1970年以降現在までに出版されている全ての論文のうち、論文の題名、アブストラクト、キーワードの中に、「量子ドット」を意味するキーワードが含まれている論文、およびこれらの論文の中で特に「ボトムアップ」あるいは「トップダウン」的作製手法を意味するキーワードが含まれている論文を検索分類し、各年に発表されたそれぞれの論文件数の年による推移を国毎にまとめた。さらにボトムアップという視点でどのような応用を目指した研究が各国においてどのような推移を経て行われてきているかについてもまとめた。